スパリスト提案の「Total haircare」で、乾燥する頭皮にうるおいチャージ！

「このプロセスは、シャンプー前の大事なひと手間！乾いた頭皮をやさしくブラッシングすることにより、頭皮の汚れを浮かせ、髪のほつれをほどくことができるので、シャンプーの泡立ちが一段とよくなります。また頭皮をマッサージするようにブラッシングを行うと、頭皮の血行を促すのにも◎。使用するブラシは、ブラシの枝（え）が丸く、クッション性の高いもの（パドルブラシなど）をチョイスするのがおすすめです！」

「湯洗いも多くの方が重要視していないかもませんが、じつはとても大切なプロセス！しっかりと頭皮を洗うように、2~3分くらいを目安にぬるめのお湯で汚れを流していきましょう。step.1のブラッシングとstep.2の湯洗いで、頭皮と髪についている汚れはかなり落ちると言われています」

「step.1ブラッシングとstep.2湯洗いをきちんと行うと、いつもよりも少なめのシャンプー剤で泡立ちがよくなります。モコモコとした濃密な泡がきちんと立った状態でシャンプーをすることで、頭皮への刺激を弱めるだけでなく、髪同士の摩擦も軽減される効果が。一般のシャンプー剤は洗浄剤の強力な界面活性剤を配合しており、頭皮や髪に対して洗浄力が強すぎると言われています。まずは、自分に合った適度な洗浄剤のシャンプー剤を厳選することが大切ですね！ちなみに頭皮が乾燥気味の方は、2日に1回などシャンプーの回数を減らして様子を見てみるのもひとつ。頭皮本来が持つ油分で、乾燥をおぎなえることがあります」

「シャンプーとセットにしてトリートメントを毎日行う方は多いですが、髪の短い方やさほど傷んでいない方は、パサつきや手ざわりが気になったときにトリートメントを行えば問題ありません。トリートメントをつかうときは、頭皮につけず毛先中心にトリートメントを付けましょう。洗い流しのないように、きちんと流すことも頭皮の健やかさをキープするためには大切なポイント」

「シャンプー後の頭皮は、顔にたとえると、洗顔後の化粧水をつける前の状態。頭皮も顔と同じように、必要な成分とうるおいをきちんと補給してあげましょう。頭皮の数か所に（乾燥やかゆみなどが気になる箇所は多めに）トニックやセラムを塗布し、全体を手で馴染ませます。日ごろから、頭皮に必要な成分とうるおいを与えてあげることで、健やかな頭皮環境が保たれ、生えてくる髪の質や強さが大きく変化していきます」

「セラムやトニックで頭皮にうるおいや必要な成分を与えてあげた後、軽く頭皮をマッサージしてほぐしていきましょう。寒い冬は、ついつい肩や首にちからが入りやすいもの。頭皮を軽くほぐしたら、身体全体の不調を整える“百会”、肩コリや眼精疲労に効く“天柱”と“風池”を指の腹で刺激するのがおすすめ。ゆっくりと呼吸をしながら、心地よい程度に行いましょう」

「頭皮をリセットし、美容成分を補給してあげたら、仕上げにきちんとドライをする（乾かす）ことが大切。時々お客さまから、“乾燥するからドライヤーはつかわない方がよいですか？”と聞かれることがありますが、それは大きなまちがい。頭皮を濡れた状態で放っておくと、雑菌がわき、ニオイや炎症などのトラブルの原因になります。お風呂からあがったら、まずタオルドライで水気をしっかりと取り、根元から髪を乾かしていきましょう。乾燥が気になるなら、濡れた髪にオイルを馴染ませてから乾かすのが◎です」