TWIGGY.’style vol.3 -Yukie Narisawa-
TWIGGY.style とは?
オープン当初からTWIGGY. は、1960年代のロンドンカルチャーをベースに、旅やアートなどの多様なジャンルをインスピレーションの源とし、独自のヘアデザインをクリエイションしてきました。モードやクラシカル、モダン、ロックなど、さまざまなエッセンスが組み合わさったヘアデザインには、一貫して変わらない“軸”が存在しています。
『TWIGGY. style』では、スタイリストたちが表現するヘアデザインを、“想い”や“美学”とともに紹介します。連載第3回目は、スタイリスト・成澤雪江の作品です。
dancer: Ruri Ohno photo: Emiri Sato stylist: Yuki Nagase make: Misa Motoki special thanks: nazy tokyo
contemporary dance × technology
「今回の作品では、“contemporary dance”を“technology(技術)”とを掛け合わせて表現しました。ヘアスタイルだけでなく、ムービーの世界観を通してイメージをくみ取っていただけたらと思っています。またムービーの音源は、自分で作成しました。ここ最近、音をつくることも、ヘアスタイルと併せて自分の表現方法のひとつとなっていますね」(成澤)
hair
「ダンサーのオオノさんの後ろ姿に魅力を感じ、ヘアは背骨のラインをイメージして、垂れ下がる1本の三つ編みにしています。また身体で表現するアーティストの方は、動きに併せてヘアが変化していくのが醍醐味。ダンスに併せてヘアスタイルが変化するように、顔回りに切り込みをいれたのがポイントです」(成澤)
solarization
「20世紀を代表する芸術家「マン・レイ」。彼女の“solarization(陽光効果)”の技法や作品にインスパイアを受け、撮影イメージを固めました。遊び心とユーモアを持ちつつ、“美しさ”を兼ね備えているマン・レイの作品は、常に私の感性を刺激します」(成澤)
item
「モノクロは色での表現がない分、質感の差で見え方が大きく変わってきます。肌や衣装との差を出すために、ヘアはツヤ感を出すことを意識しました。まずは、ツイシリーズの「ヘアオイルリッチ」を毛先中心になじませて三つ編みを。仕上げには、エピキュリアンシリーズの「グロス&パフューム water」をふりかけ、さらにツヤを出しています。またヘアパフュームのジャスミン、ローズ、サンダルウッド、パチョリの深い香りは、ダンスの表現と併せて五感を刺激します」(成澤)
- profile
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成澤雪江(Yukie Narisawa)
2007年TWIGGY.入社。サロンワークだけでなく、舞台・映像・CD作品のアーティストのヘアメイクを精力的に行う。独自な感性からつくりだされるスタイルは、スタイリッシュでありながらも、その人の“美しさ”を引き出している。近年は音源制作にも力を入れ、表現の幅を広げている。
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